承認欲求を飼いならしたい

私だって♡が欲しい。

♡もらったら嬉しいやん。

でも、承認欲求って拗らすと良くない、ってイメージですよね。

承認欲求を手放すことを説いている心理学者もいるんですが・・・私はイマイチ手放せない。
人は人との関係性の中で生きてるので、「自分は他人の評価なんていらない」っていうのは、それはそれで寂しい気もします。

「上手に」承認欲求と付き合いたい。

というわけで、承認欲求を飼いならすため、オタクにとっての承認欲求とは、について考えてみました。


承認欲求を考える上で、まずはじめに意識したいのは、

  • 社会に受け入れられたい「所属の欲求
  • 他者からの評価されたい「承認の欲求

この2つは似て非なるもの、ということ。

別物だけど、区別がつきにくい。そして、上手く区別できないとしんどくなっちゃう。

ポイント、その①

「所属の欲求」or「承認の欲求」

同じジャンルが好きな人と繋がって、たまにはオフ会とかして。

仲間がいるな、安心するな、と感じるのは「所属の欲求」です。

これを満たすのに必要なのは「絵を描かなきゃ」「本を出さなきゃ」ではないはず。大事なのは、日頃のコミュニケーションなんですよね。相手のポストに♡やリプを送る、とか、イベント会場で自分から会いに行く、とか、相手に感想を伝える、とか。

「この作品は好きだけど、界隈は苦手だから、近づけない」とか。
「仲間に入れてほしいけど上手く馴染めず、界隈から爪弾きにされていると感じる」とか。

このあたりのオタクあるある話って、所属の欲求に関連するものだと思います。

一方、「承認の欲求」というのは、所属している社会の中で評価されること、です。

仲間になりたいの?(所属の欲求)、それとも評価されいの?(承認の欲求)。

自分の欲求ってどっちが強いんだろう、って考えてみました。


・・・私はたぶん、所属の欲求の方が強いタイプですね。同じ界隈で活動される方に話しかけた時に、あんまり相手にされないと、合わないなと思って活動界隈を変えたりします。

「相手にされない」というのはどういうことか、というと、SNSで♡をいただけない、とか、イベントで私が一方的に会いに行くばかりになっている、とかです。頒布物を手に取っていただけるかどうかは、また別。

【余談】
頒布物を手に取ってもらえるか、というのは、所属と承認、両方の意味合いがあると思います。

私が頒布物をお迎えする時は、

①相互さんとの関係性のなかでお迎えするもの。(所属)
②「読みたい!」の気持ちでお迎えするもの。(承認)

どちらか一方、というわけではないのですが、私の場合は、きっかけが①です。そして、いつも仲良くしてくださる相互さんの作るものを「読んでみたい!」という感じです。

ポイント、その②

「誰に」承認されたいのか?

不特定多数の賛同を得たいのか、友達に「いいね」って言ってもらいたいのか。

♡は数か質か問題。勃発。

わかってる、質を大事にしたらいいんでしょ?わかってる。けどさ、やっぱSNSの♡って、たくさんついたら嬉しいわけで。どうしても数は見ちゃうんですよ。人間の性。

ただ、もし、自分が♡を押した友達が「評価されない」なんて呟いてたら、「私、応援してるのに…私の♡では役不足なんのかな…」ってなりますよね。

やっぱり、♡は数より質って思いたい。

自分を応援してくれる友達のエールを一つ一つ大切に受け取って、幸せになれる自分でいたい。

承認欲求を満たす根幹は、他者への感謝の念、なのかもしれない。

・・・ってのは大げさか。

話を戻しまして。

「仲間からの承認」をたくさん集めているフォロワーさんを見ていると、「承認って相互関係なんやな」と思います。仲間に承認されている方は、フォロワーさんとのやりとりがとても丁寧。SNSでのやりとりもですが、イベントでお会いしたら、さらにご丁寧。そりゃ好かれるヨ、と思います。作品にもお人柄が出て、素敵なんですよね。

よく見かける「感想ほしい」のつぶやき。

感想って、送り合うから楽しいんじゃないのかなぁ。と思います。感想欲しけりゃ、まずは自分から送ってみる。これ鉄則だろうな。感想をいただいたら、私も相手に送らなきゃなって思いますしね。

いや、違うんだ、私は不特定多数に好かれたい。ファンが欲しいんだ!

という方は、承認欲求というより、ビジネス系の研究をした方がいいかな、と思います。インフルエンサーの作り方、みたいなやつ。

♡には二種類あると思っています。

一つは友達へのエールを込めた♡」

もう一つは、コンテンツ消費としてのお礼の♡」です。

ファンが送る♡は、仲間としての承認ではなく、消費としての「好き」という評価だと思うんですよね。だからカスタマー化してくるんじゃないかな…と、数千、数万のフォロワー(一方的なファン)を抱えてる方をみてると思います。

感想を送ってるのに、イベント会場ではいつも挨拶に行くのに、お相手からは反応をいただけない。

そういうこともあります。

それは、相性の問題と思うので、ご縁がなかった、と思うようにしています。

イベント会場で何度か挨拶に伺って、頒布物もお迎えさせてもらって、としている相互さんでも、私や、私の創作物には興味を持ってもらえない方っていらっしゃいます。

私自身はクセ強い自覚があるので、「合わなかったかなごめんね~」と思って、ミュートをかけて執拗にからまないようにしています。でも、そうすると時々「相互さんが離れる」とか「距離を置かれる」とか言われちゃったりして。

ちゃうねん、避けてるんちゃうねん・・・。

私だって反応、欲しいもん。一方的なファン活動なら公式の先生と一緒じゃん。

複雑なオタクゴコロよ。

「お互い承認し合えて、みんなで嬉しくなれたらいいね」って思っています。

私はコミュ障なのでSNSのやり取りは正直、苦手。でも、お上手な方に頂くばかりにならないようにしなきゃな・・・。

ってわけで、♡魔が爆誕するのです。


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